吉本興業は氷山の一角かも知れない。・・・【喜働のココロ No.287】

今日お伺いしたお客様先で、吉本興業の一件が話題となった。


そもそも芸人たちの闇営業が悪いのだけれども、この事をきっかけとして吉本興業という会社の潜在的課題が顕在化してきたのだ。

日本一多くの芸人を抱えるモンスター企業だが、企業の体質としては昭和チックと言わざるを得ない状況に今回感じた。
”オレ様”的な経営陣、ルール化できていない報酬体系、風通しの悪い職場風土。

もしかしたら、ある時期を境に、組織の巨大化スピードに経営体制が追い付かなかったのかもしれない。家族的関係の経営から支配的経営に、愛のない経営になってしまったのである。
信頼関係が崩壊してしまった後に考えられる最悪のケースは、芸人の大量移籍や組織分裂だ。

吉本興業と芸人との関係が、一般企業とその社員との関係と全く一緒ではないが、今回の一件は一般企業にとって、大変参考になる事例ではないかと思う。

吉本興業の芸人は、売れっ子芸人になることが夢である為に、本当に「我慢強い」。
しかし一般企業では、余程のことがない限り、我慢せずに退職や転職という道を選択する。

その企業にとって社員の中心的スター人材が退職してしまったダメージをイメージしてもらいたい。
業績に影響するだけでなく、残った社員の心情や負担感、対外的な企業イメージなど、想像以上のダメージが想定できる。

自分の会社は大丈夫だろうか?
ルールはしっかりしているか?
愛のある経営が出来ているか?

時間をとって見直しする機会を与えてくれた事件である。

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