投稿

8月, 2018の投稿を表示しています

知らぬは「社長」だけ・・・・【喜働のココロ No.114】

イメージ
今や会社の従業員は、インターネットからの情報収集によって格段に知恵がついてきています。 Yahooでニュースを見れば、「残業代不払い」やら「過労死」、「長時間労働」などの言葉がほぼ毎日見る事ができ、今まで未知の世界であった「労働に関する法律」の存在を知り始めたのです。 このことは現在勤務している人のみならず、これから就職する学生にも同様に情報が共有されており、就職企業の選定場面にあたっては「自分のやりたい仕事」以上に「労働時間」や「給料」「休暇」など待遇面に興味を持ち、法律を守っている企業か否かを重要視しています。 中小企業の社長の中には、未だに 「一緒に会社を盛り上げよう!」とか 「君のやる気を買います!」という、 就職希望者に対して「感情」に訴えれば大丈夫だと勘違いしている人がいます。 昔で言う「巨人の星」的な”根性論”で大方片づけてしまう人です。 「世間の動向にアンテナが張っておらず、 経営について勉強もせず、 自分が一番だと威勢を張る。」 こんな社長、まだまだいます。 「社長さん、知らないのはアナタだけですよ!」

徒弟制度が残る「職人」業種・・・・【喜働のココロ No.113】

イメージ
ダイヤモンド誌のWEB版である「ダイヤモンド オンライン」で目にした記事より。 料理人、大工、庭師、・・・などなど、多くの業種には昔ながらの徒弟制度が未だに残っているようです。 これは、前記の職人と言われる業種のほかでも、サラリーマンの世界においても、かなり近い状況が見て取れます。 職人の世界では、労働と修業の境目があいまいな環境であることが問題でしょう! 昔ながらの職人(=親方)は、若い時分に修業に入り、一人前になる為、朝から晩まで修行することが当たり前だったのです。 その上で、親心から従業員(=弟子)に対して、自分が育てられた環境と同じことを繰り返し(=再現)して、一人前に育て、先々は店を持たせてやろうとしているのです。 またサラリーマンの世界においても、上記の職人気質である上司や管理職が多いという。 「先輩社員や上司よりも早く会社に来て、朝のコーヒーの準備をして、掃除をするくらい当たり前だ!」 「新人のうちは、プライベートよりも仕事優先だろう!」 というような発言は、良く耳にしたのではないでしょうか? ある意味、サラリーマンも一種の職人と言えるのでしょう。 実際のところ、現在管理職をされている方々は、私も含め、その上の先輩方々に扱かれ、叩かれ、時に褒められ、慰められして育てられてきているのです。 ついつい「今どきの若いもんは・・・・」と言ってしまいがちではありませんか? 「一人前になるためには、ある程度、ブラック的な環境で”修業”をするのは当たり前。」 「一人前になるには、犠牲と覚悟がないといけない。」 こんな考え方が、日本社会において、まだまだ根深く残っているのです。 しかしながら、現代社会ではそろそろ転換期であって、『卒業』しなくてはいけません。 職人的考え方は、労働人口が極端に減っている現代では通用しません。 実際に職人と呼ばれる業種、どれを見ても職人を目指す人は減少の一途です。 場合によっては、”職人技”と言われる技術の伝承も途絶えるような状況です。 親方世代の当時は、成り手が多く、辛い修行を耐え残った数人が一人前となれたのだろうが、現代では同じやり方では、誰も残らないのです。 労働人口が減少し社会環境も大きく変化している現代、今までの古い「修業理論」を見直して今風の人材育成に切り替

今どきの求人事情・・・・【喜働のココロ No.112】

イメージ
最近気になる事を聞きました。 アルバイトやパートの募集広告で、「履歴書不要」が徐々に一般化してきているとのことです。 正社員の採用ともなれば「履歴書不要」はないでしょうが、非正規雇用であるアルバイトやパートの採用において、まずは面接に来てもらうためにハードルを低くしているそうです。 流石、超売り手市場です! 仕事を探している応募者に対して、その応募者が求人誌や求人広告を見た時に”お気軽&手軽”に面接に行こうという気持ちを誘うところから始まります。 その時に「履歴書用紙を買ってくる」「履歴書を書く」「履歴書に張る写真を撮る」という事柄が、高いハードルになると言うことで「履歴書不要」となるわけです。 同じ業種で同じ時給の求人の場合、「履歴書不要」が応募の決め手になるそうです。 応募して面接まで来てくれさえすれば、顔を合わせ信頼感を抱かせることが、少なからず可能です。あとは時給や休みのことなど待遇面が勝負です。 しかしながら最近の応募者は、面接の約束も守らず来なかったり、採用が決まっても初出勤に来なかったりと、常識では考えられないことが多いとか・・・。 人の採用、正社員、アルバイト・パート問わずに、本当に難しいと感じます。

正規雇用社員のメリットとは?・・・・【喜働のココロ No.111】

イメージ
私はこれまでに、サラリーマンと自営と、それぞれ経験しているのですが、サラリーマンである正規雇用には様々なメリットがあると思います。 正規雇用の社員を募集する求人情報には、まず第一に「期間の定めなし」という言葉が入っています。 まさしくこれが正規社員たる所以で、よほどの事でない限り解雇にはならないので、原則定年まで働くことが可能=収入が安定することを意味します。 上記の通り安定して働き収入があると言うことで、「社会的信用が得られる」わけです。 クレジットカードやローンの審査においても、この正規雇用社員は効き目があります。更には結婚する場合においても「安定」という言葉は、相手と相手の家族を安心させる材料にもなります。 社会保険がある事も大きなメリットと言えると思います。 社会保険と厚生年金は、労使折半であって会社が半分負担してくれます。 この社会保険は、会社を辞めると直ぐに役所から請求書(納付書)が届くため、社員であることのメリットを実感できます。 一時期は「正社員」の中途採用がほとんどなく、非正規である派遣社員やアルバイト、パートでしか働けない時期もありました。 最近は超売り手市場でもあるため、中途採用される正社員の求人も多くなりました。 もちろんメリットばかりではありません。 転勤や異動もありますし、責任も重くなります。 正社員という道筋も、悪くはありませんよね!

健康、元気で現役で・・・・【喜働のココロ No.110】

イメージ
24時間テレビで、黒柳徹子さんが仰っていたことです。 若かりしとき、黒柳さんは大変忙しかったそうです。 好きな仕事も、嫌いな仕事も、全て受けていらしたそうです。 そうしている内に、病気になり1か月入院したそうです。 その時の病院の先生に 「どうしたら病気にならないでいられるか?」と尋ねられたところ、 その先生曰く 「好きな事だけやっていれば病気しないで元気でいられる。」と言われたそうです。 はやり好きでもない嫌いなことをすることで「ストレス」がかかり、身体に不調が出るんですね! ネットで「好きな事をする 効果」で検索すると、いろいろ出てきました。 「好きな事をしていると、好きな事が広がっていく。」 「好きな事、やりたい事をすると、自分を大切にすることに繋がり、自分の行きたい人生を想像するプロセスを感じ、もっとやりたい事をやる事が出来るような環境になる。」 「好きな事をする人生は運気が上がる効果がある。」 「楽しい気分になる、うつの回復につながる、自分で自分を幸せにする能力が手に入る、自分の希望する進路が見えるようになる、自信を持って選択できるようになる。」 まだまだ出てきます。 「病は気から」、気分が良いのか、楽しいか、全ては気持ちがどういう状態であるのかが大事なんですね! 嫌な仕事でも、「大切な人のため」であれば出来るはずです。 その大切な人から、「ありがとう」と感謝されたら嬉しくなりませんか? この瞬間、嫌な仕事が楽しい仕事に変わるのです。

「昼寝」で働き方改革・・・・【喜働のココロ No.109】

イメージ
お昼を食べたあと突然襲ってくる眠気、皆さん経験ありませんか? どんなに睡眠を十分にとっていても避けられないこの眠気は、食後に血流が胃袋周辺に集中してしまうことで起こる生理現象とのことだそうです。 最近の企業の中で、主にIT企業などが取り入れている「お昼寝タイム」があります。 厚労省が2014年に策定した「健康づくりのための睡眠指針」においても、午後の早い時間に30分以内の昼寝が、作業効率の改善に効果的だとも紹介しています。 世界的に見ても、グーグル、アップル、マイクロソフト、ナイキなどの超一流企業が企業内に仮眠スペースや快眠マシーンなどを導入して「昼寝」を推奨しているそうです。 NASAの実験によると、昼に26分間の仮眠を取った結果、認知能力が34%上昇、注意力54%向上したとのことです。 その他にも、想像力も高まることも知られていますし、記憶力もアップするので受験生には推奨できます。 健康面でも効果があるようで、イライラなどのストレスを和らげたり、心臓病起因の死亡リスクが37%低下したとの報告もあるようです。 「仮眠」によって血圧が下がる効果があり、心臓病や脳梗塞、糖尿病の防止にもなります。 まだまだ「昼寝」は、社会一般には浸透していませんが、昼休み中の食後にでも少し目を閉じてみては如何でしょうか? 新たな発見があるかもしれません。

勘違いするトップ・・・・【喜働のココロ No.108】

イメージ
同族系でもない団体や企業で、順番的にたまたま経営トップに就任したりすると、大きな勘違いをしてしまう方っていますよね? 「自分にその実力があったから、その実力をみんなが認めたから!」などと勘違いしてしまい、全ての決定権が自分にあるように錯覚してしまうのです。 個人商店的な中小企業の創業社長であれば、その社長の実力を認めざるを得ないのですが、選挙や推薦でその経営トップを決める場合は、全く違います。 その団体で役員任期を決めている場合、更に重任や兼務に限定条件がある場合などでは、役員ポスト数以上の候補者人数が必要です。 例えば役員ポストが(10)ある場合に、役員候補者数が30人いればある程度の適切な人材を選択する余地がありますが、役員候補者数が10人しかいなければ選択余地もなく、実力の有無や人柄の良否などは関係なく、不適切な人材が一定の役員ポストに当てはまってしまうのです。 先日問題になったボクシング連盟・会長も近い部類ではないでしょうか? どこかの国の大統領や首相などにも同様のケースがありますね! 先ほど「中小企業の創業経営者であれば認めざるを得ない」と言いましたが、本質的にはやはり「社長をさせて頂いている」と謙虚さが重要だと考えます。 様々な団体などで役員を仰せつかったら、「役員をさせて頂いている」という具合に謙虚な立場で万事進めていきたいですね!

承認されない従業員の宿命なのか?・・・・【喜働のココロ No.107】

イメージ
先日ある会社でアルバイトをしている30代の方の言葉に、「えーーー!」と思った件です。 その方は、コンピュータのあるプログラム技術を持っている方なのですが、アルバイトで事務職をしています。 アルバイトなので時給1000円です。 事務所での仕事は、ワードで文書を作成したり、エクセルで表を作ったり、イラストレーターで簡単な広告物などを制作しています。 そんな業務の中で、データベースソフトを活用して簡単なプログラムを組んでしまえば作業効率が上がりそうな業務がありました。 現在はその業務はエクセルを活用して作業していますが、ちょっとしたことで時々不具合が発生し、今一つ効率的ではありません。 私はそのアルバイトの方にプログラムを組む提案をしたところ、 「時給1000円でする仕事ではないから、やらない!」 との返答でした。 『なるほど。』 以前にもあるホテルのフロントマンに、パソコンで「写真の加工」をお願いした時にも、 「給料に見合った仕事しかしません!」 と言われたことがあります。 実力があるのに、それを出し切らないという状況は、他でもあると思います。 原因は「低いエンゲージメント」です。 自発的な貢献意欲が低いのです。 経営層の思いが伝わらずに、帰属意識や愛社精神も低くいのです。 エンゲージメントを高めるためにも、一人ひとりと対話をし、承認していく必要がありそうですね!

忖度は難しい・・・・【喜働のココロ No.106】

イメージ
昨年のキーワードの一つ「忖度(そんたく)」ですが、皆さんこの言葉、知っていましたか? 正直なところ、私は聞いたこともなければ当然使ったこともない言葉です。 「忖度」と漢字だけ出されたら、読めませんでした。 政治の世界で使われていたようですが、安倍総理周辺の問題でマスコミが取り上げて、一般的に通じる言葉になったように感じます。 意味は、「他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮すること」と調べると出てきます。 この言葉、夫婦間や男女間、上司部下間にも使えますね! 夫婦や男女間では、「愛していると、わざわざ言わなくてもわかって下さい。」などに当てはまるし、会社内の上司・部下間は、「1から10まで言わなくても、それ位わかるだろう!」と言った感じですね! しかし今の世の中、この「忖度」によってコミュニケーションが取れなくなってきていませんか? 育った環境や価値観の相違によって、「忖度」は通じません。 したがって、離婚が多発しシングルマザーが増えていたり、退職や転職が増え人材不足の現状を生み出しています。 もう「忖度」という年代物を止めて、今風の丁寧なコミュニケーションにしませんか?

「有給チャンス」問題・・・・【喜働のココロ No.105】

イメージ
ジャパンビバレッジ社の「有給チャンス」の件、騒がれています。 これはジャパンビバレッジ社の支店長が、部下に対して問題をだし、全問正答したら有給が取れるという、法令違反及びパワーハラスメントが問題となっている事件です。 正式には「年次有給休暇」と言いますが、これは労基法39条で労働者が認められている権利で、給料が支払われる休暇の事です。 入社6か月経過したら原則10日間の有給休暇が付与され、その後も毎年付与されることとなっています。 これは正社員でも、パート社員でも、アルバイトでも労働日数などの条件を満たせば、有給休暇はあたることとなっています。 しかしながら中小企業の経営者の中には、「ウチの会社には、有給休暇なんて無い!」と堂々と言ってしまっている方がいます。 経営者なので、経営者自身が休みが無いのは理解できますが、雇用している従業員に対して「オレが休んでないのだから、オマエラも休むな!」と言ってしまっては最悪です。 特に現代の若い社員たちは「ワークライフバランス」を重要視しており、40代50代の私達とは価値観がかなりかけ離れているのです。 中小企業の経営者も、「今風」の考え方に頭を切り替えていかないと、知らないうちに置いて行かれますよ!

続けることの難しさ・・・・【喜働のココロ No.104】

イメージ
人は、自分自身に対して甘いものだと思っています。 私も例外ではありません。 「毎日早起きするぞ!」と決めても、3日坊主になります。 「毎日ウォーキングする!」と決めても、雨が降れば「今日はお休み、また明日から。」、雨が3日続くともう続きません。 何かを継続して、やり続けると言う事は、本当に難しいと思います。 でも、この世の中には何かをやり続けて、成功された方が多くいます。 例えば野球選手の「イチロー」です。 小さい頃からバットを振り続け、身体を鍛え続け、メジャーリーガーになりました。 勿論天性のものもあったとは思います。 しかし、プロ野球選手になることを夢見ていた多くの子供たちがしなかった「練習を続けること」、更に日本のプロ野球選手がしなかった「メジャーリーガーになるための練習を続けること」をしたから、今の「イチロー」がいるのだと思います。 みんな途中で続けなくなってしまうんですね! 「働きアリの法則」というのをご存知でしょうか? 内容については次回以降にまた書くこととして、ここでお伝えしたいことは、1人で自主的に継続することができる人というのは、125人に1人の割合なんだそうです。 私はこの数字を見て、「思ったより高い割合だ!」と思いました。 「125人中1番になれば、ある意味成功者!」と言うことです。 現在私は、このブログを継続しています。今日で104号目です。 でも今後も続けていくつもりです。 継続することが、人柄にも、人格にも、仕事にも、家庭にも、いろいろな事に良い影響を与えていくのだろうと想像していますし、何と言っても125人の頂点になりたいと思っています。 誰もが続かないから、そこに続ける意味があります。

男女の差別と区別・・・・【喜働のココロ No.103】

イメージ
先日ニュースになった東京医科大の不正入試について、テレビによく出演してコメンテイターをしている女医でもある方が「当たり前」との発言がありました。 つまり、入試の結果で良い点数順に合格者をつけていくと、女性ばかりになってしまうので、一定のフィルターをかけて女性受験者の点数を低くして、合格者の男女バランスを取っていると言う事です。 医療の世界では、やはり力仕事も必要な訳で、外科的手術では男性医師でないと手当てが出来ないそうです。 このことは、性別の違いから来る仕事量であったり、体力的側面からの「区別」です。 実際のところ、女性は妊娠や出産、子育てなど、男性には出来ない仕事をしているわけで、これは動かしようのない実態なのです。 このような実情を分からない一般人は、女性受験者の採点にフィルターをかけ合格者数を調整することは「差別」であると言います。 確かに受験についてみれば、不当な合格者数の調整は「差別」であり、許されるものではないと思います。 受験に関しては男女間の「差別」、その後の医療現場では男女の仕事適応上の「区別」と言えるでしょう。 近年では「男女雇用機会均等法」など、女性の社会的地位が向上してきましたが、やはり男女の違いによる「向き・不向き」や「得意・不得意」があり、「区別」しなければならないことも多いと感じます。

素直で一生懸命 or 無気力・無関心・・・・【喜働のココロ No.102】

イメージ
最近の学生アルバイトも、意識の高い子とそうでない子と、両極端に思います。 小学校、中学校、高校と何かにトコトン取り組み、それと同時に悔しい思いや嬉しい気持ちを味わい、また後輩を教え育てたことのある子は、総じて素直で元気で意識が高い傾向にあると感じています。 何かにトコトンというのは、スポーツでも勉強でも趣味でも親の手伝いでも、何でも良いと思います。 但し、誰かに言われてしたことでないことが重要です。 自らが、誰に言われるわけでなく、自主的に率先して、トコトン取り組んでいないとダメなんです。 人は子供でも大人でも、自分の好きなことは、誰に言われることもなく、没頭してやります。 これが大事なことなんですね! 「そうでない子」はどうかと言いますと、無関心で無気力、煩く言われるからしょうがなく、という”極端な例ですが”そんな学校生活をおくってきたのでしょう。 学校、クラスと言った組織には入っていますが、クラブ活動などの組織には積極的には入らないのです。 親に怒られないように、そこそこの勉強はしますが、あくまで消極姿勢です。 俗にいう「ホドホド族」です。 このような子は、要領ばかり良くなり、~している”フリ”をし、大人には見透かされていることがあります。 何をするにしても、「素直に一生懸命」が大切ですね!

生え抜きの社員は重要・・・・【喜働のココロ No.101】

イメージ
「生え抜き社員」という言葉、今の若い人には分からないかもしれません。 学校を卒業して入社した会社に、ずっと勤めている社員の事です。 現代社会、キャリアアップを目指して転職や独立という選択肢を選ぶ人が増えていますが、昭和の時代は「勤続○○年」という生え抜き社員が普通でした。 真面目に勤めあげていれば、それなりに昇給し、「万年課長」と言われていても「クビ」になることもなく、定年で退職金もあたるのです。 昭和の時代は、そんな平和な高度成長期だったのでしょう。 それでも定年まで勤めるとなると、大卒であれば60歳定年で37~8年間の勤続ですし、高卒なら40年以上の勤続となります。 人生の半分近くをその会社に注いでいると言う事です。 本当に素晴らしい事です。 現代社会においても、この「生え抜き社員」の存在は重要だと考えています。 それは、会社に在籍してきている時間に比例して、その企業文化や風土などのDNAが染み込んでいるからです。 私どもに仕事のご依頼をいただく企業様の悩みの一つに「高い離職率」というのがあります。 つまり、生え抜き社員が少ないということです。 このような会社は古い社員が辞め、新たな社員が入ってくるわけですが、これを繰り返していると会社の成長が全く見込めません。 つまり中堅社員や幹部社員が不在な状態で、常に社長が細かい事をせざるを得ませんから、社長はじっくり経営計画を立てることもできないのです。 長年働いてくれる社員は、本当に重要なんです。

報道各社の働き方改革・・・・【喜働のココロ No.100】

イメージ
厚生労働省 でまとめている「過労死等の防止のための対策に関する大綱」に変更があり、長時間労働が多いとされ特別に調査される業種に『メディア』が加わりました。 2013年7月にNHKの女性記者の死亡原因が過労死として認定されたことが影響したようです。 実際、テレビやラジオ、新聞や週刊誌などのメディアに勤務する人たちは、かなり過酷な労働環境であることが想像出来ますよね。 テレビでよく見る女子アナであっても、早朝のニュース番組から午後のバラエティ番組まで、本当に忙しそうです。 これが報道専門キャスターとなると、いつ起こるかわからない事件や事故、政治や気象情報まで様々な情報を伝えていかなくてはいけない訳です。 更にはその番組を支えるカメラマンやディレクターなどのスタッフも、また長時間労働だと思います。 メディア各社、いよいよもって「働き方改革」を進めていかざるを得なくなりました。 NHKは一部の地方局の泊まり勤務を廃止したそうです。 公共放送の責務を負っており、国民の知る権利を補完しているはずですが大丈夫でしょうか? TBSでも派遣スタッフを増員し、報道スタッフの労働時間削減を図っているとのことです。 また朝日新聞社では、記者に「裁量労働制」を導入し、管理しきれない労働時間を個人の裁量に委ね、出退勤時間を自己申告としているようです。 しかしメディアの中でも「記者」という仕事は特殊だと思います。 結構「使命感」に駆られ、積極的に仕事に取り組んでいるイメージがあり、今回の「働き方改革」にはなじまない側面を感じます。 実際に個人事業主の記者とメディアが契約しているケースもあるくらいです。 記者が個人事業主となってしまうと「労働基準法」は関係なくなっていきますからね! 他にもこの「記者」と同じように、個人が「使命感」や「やりがい」など、働き方改革になじまない職業もあるはずです。 仕事に対する様々な「価値観」の違いですね!

ボランティアのベテラン?・・・・【喜働のココロ No.99】

イメージ
山口県周防大島町での事、2歳児が3日間行方不明でしたが、昨日無事に発見されたというニュース、本当に良かったですね! この2歳児を発見した尾畠さん、すごく注目を集めています。 朝日新聞デジタル版では「ボランティアのベテラン」と称され、FNNでは「スーパーボランティア」と書かれています。 大分県で年金暮らしをしている尾畠さんは現在78歳です。 2016年の熊本地震や2011年の東日本大震災のほか、日本各地の様々なところにボランティアとして行っているとのことです。 この尾畠さんの言葉、とても響きました。 「皆さんにお世話になったから、社会にお返しさせてもらう」 「お金は要るだけあったらいいです。余分に要らないから」 「最低のもの食べてでもボランティアはさせてもらう」 また別の方のボランティアに関してもニュースになっていました。 この方はロック歌手の吉川晃司さんです。 吉川さんは広島の出身で、先日の豪雨災害地にボランティア活動に励んでいるそうです。 このことは一般の方のSNSに写った画像からツイートされ広がったもので、本人は全く公表もしていなければコメントもしないという、純粋なボランティア活動です。 いずれにしても大変素晴らしいです。 ボランティア活動した方が良い事は、頭では分かっていても、実際に行動している人は少ないと思います。 実践行動に移せる気持ち、即行動、見習いたいです。

「好きなこと=仕事」は後悔する?・・・・【喜働のココロ No.98】

イメージ
私は大学卒業と同時に、都内に本社を置くゴルフ場及びスキー場の開発・運営する会社に就職しました。 平成元年4月、バブル後半時期でした。 この会社への志望動機は、スキー場をこれから開発して運営する会社であった事です。 私は小さい頃から父親にスキーに連れて行ってもらい、大学では競技スキーをしておりました。その流れで、自分が関わっているスキー場でワールドカップを開催することが夢であり、この会社でその夢が叶えられるとの思いで就職したのでした。 しかし、私の希望は通らず、配属先はゴルフ事業本部でした。 スキー関連部署の配属ではありませんでした。 とはいえ、就職早々辞めることなく、ゴルフ事業本部で一生懸命仕事をしました。 入社2年目の冬、福島県にスキー場がオープンすることになり、全社員あげて営業の応援に行きました。当然私も駆り出され、スキーが出来ることからパトロール隊員として現場に入りました。 ある早朝、猛吹雪の中、営業前のコース点検に出た時の事です。 「あぁー、寒く辛い! 自分が大好きなスキーを仕事にしなくて良かったぁー!!」 素直な気持ちとして、こう思ってしまったのです。 酷い吹雪の中でのコース点検、本当に大変でした。 それまでは、「好きなことが仕事になれば良い。」という考えでしたが、 上記のスキー場パトロール体験以降は、 「好きなことは趣味として、仕事にすべきでない。」 「好きなことが仕事だとしたら、辛いことがあった時、好きなことが嫌いになる。」 との考えに変わりました。 仕事には、大変な辛い事や嫌なことが付き物です。 それでも仕事ですから、やり切らなければなりません。 仕事ですから・・・・!

働く⇒ 労働 or 仕事・・・・【喜働のココロ No.97】

イメージ
前回のブログにも書きましたが、「働く」ことは有償・無償に限らずに存在します。 先日の豪雨災害の被災地支援ボランティアの方たちは、もちろん無償です。 無償ですが、被災地支援のために働きに行っているのです。 「働く」=「お金を稼ぐ手段」、これは「労働」です。 「働く」=「お金を稼ぐ手段」+「喜び・感謝・生きがい・人生の目的」、これは「仕事」となります。 「労働」はお金を稼ぐために、受け身的であったり、やらされ的であったり、辛抱・我慢であったりします。 イメージ的には、「苦しい」とか「つまらない」とか「仕方なく」です。 いかにも大変そうです! 「仕事」となると、お金を稼ぐことは勿論必要だけれども、それ以上に楽しさや生きがいを感じ、人生の目的を見い出すようなことも生じます。 人は感謝されたり、人の役に立ったり、愛されたり、褒められたりすると幸福感を感じ、充実します。 私は子供の頃、家の手伝いで窓のガラス拭きをしました。掃除が終わったら500円くれるという親との約束で、私は一生懸命に窓ガラスを拭きました。窓ガラスは拭けば拭いただけキラキラと綺麗になるので、更に一生懸命に拭きました。 掃除が終わった後、私は嬉しくなったことを覚えています。 ・・自分が拭いたガラスが綺麗になったこと ・・500円もらえたこと ・・母親に「ありがとう」と感謝してもらったこと ・・父親に「また何かお願いしたい」と期待されていること ・・叔母に「お蔭で綺麗に明るくなった」と役に立てたこと こうなってくると、「働く」が「仕事」に変わるのですね! はじめは500円欲しさだったはずですが、ガラスを拭いている内に綺麗になっていくことに喜びを覚え、人の役に立つこと、感謝されることに”やりがい”を感じていったのです。 どうせ「働く」のであれば、「労働」ではなく「仕事」が良いですよね!

「働く」ということ・・・・【喜働のココロ No.96】

イメージ
「人間の究極の幸せは、人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、人から必要とされること。働くことによって、この4つの幸せを得ることができる。」 この言葉は、日本理科学工業(株)の大山会長が”働く幸せ”について語られた言葉です。 人は何のために働くのでしょうか? 「お金のため」と言ってしまうと、ボランティアの方などは当てはまりません。 有償、無償に限らず、人は働きます。 働く必要がなくなった時、人はどういう行動をするのでしょう? 数日間から数週間は誰にも拘束されず、自由気ままに楽しく生活することでしょう。 でもある時期から無性に物足りなくなるのではないでしょうか? 毎日が「楽」だけれども「充実」していないのです。 人は本能的に「楽な生き方」よりも「充実した生き方」を望んでいるのです。 「充実感」を感じるとき・・・・・それは、 「何か目標を達成した時」 「人の役に立って喜ばれた時」 「自分の存在が活きていると感じる時」・・・・・などです。 これらは冒頭の言葉に繋がるものです。 つまり、 人は幸せ=充実した生き方であり、 充実した生き方を送るために、働くのですね! 「働く」と言うことは、尊いことなのです。

日常には感謝できない人・・・・【喜働のココロ No.95】

イメージ
皆さん、毎日何らかに対して感謝していますか? 私を含めて我々現代人は、毎日当たり前に生活できること、日常に対して、ついつい感謝できなくなっていると思います。 平和である事、仕事がある事、健康である事、話し相手がいる事、蛇口を捻れば飲料水が出てくる事、食べ物がある事、・・・・etc. 毎日当たり前に繰り返される事、生きることに困らない状況、日常ですよね! 一転、災害や戦争など「非日常」となったとき、どうでしょうか? 生かされていることに感謝し、家族がいる事に感謝し、食べ物がある事に感謝し、当たり前の様々な事に感謝していますよね! 「仕事をしてやっている」⇔「仕事をさせてもらっている」 「給料を払ってやっている」⇔「給料を払わさせてもらっている」 経営者と社員との間でも、お互いにどう思っているのかで関わり方に影響が出ます。 非日常を想像して、今一度、日常に「感謝」してみませんか?

本当にしたい仕事って?・・・・【喜働のココロ No.94】

イメージ
皆さんが社会に出られたときに、やりたい仕事って決まっていましたか? 本当に仕事をしたいと思っていましたか? 「看護婦さんになるのが夢だったから」 「学校の先生に憧れて」 「テレビに出て芸能活動をしたいから」 このように子供の頃の夢や希望をかなえた方もいるでしょう! でも、そういった方ばかりではないはずです! 「親が就職しなさいと言ったから」 「周りの友達が就職するから」 「親から早く独立するために、稼ぐ必要に迫られて」 という方も多いのではないでしょうか? 特に何かやりたい仕事があるわけでもなく、出来れば遊んでいたいと思っていたかも知れません。 でも、このような方は「出来れば仕事はしたくない」と考えていたのでしょうか? よく「楽して暮らしたい」などと言われる方がいます。 この言葉の中身は、良く考えると以下のようになるのではありませんか? 「楽して暮らしたい」 →「何もしたくない訳ではないが、困らないように生活したい」 →「苦労せずに、困らないように生活したい」 →「どうせ何かするのであれば、出来れば楽しい事をして生活したい」 →「楽しい事で生活に必要なお金を稼いで生活したい」 →「楽しい仕事をして生活したい」 そうなんです。 誰しも「楽しい事をしたい」のです。 生活にはお金が必要なので、「楽しい仕事でお金を稼いで生活したい」のです。 つまり本当にやりたい仕事というのは、好きでも好きでなくても、「楽しい仕事」なんだと思います。 はじめは好きでない楽しくない仕事であっても、やっている内に楽しくなることもあります。 どうせ仕事をするのであれば「楽しい仕事」にしましょう!

一般事務職という職種がヤバイ!・・・・【喜働のココロ No.93】

イメージ
これだけ人不足、売り手市場と言われているのに求人がない職種があります。 「一般事務職の正社員」です。 パート職としてはまだ多少の募集はあるようですが、正社員はほぼ皆無状態です。 昨日ブログに書きました通り、マルチスキル人材が求められているのです。 一般事務職だと雑務が多くなりそうですが、それであれば他の事務系社員が兼務すれば事足りてしまいます。 要は、一般事務職ではなく、「スーパーマルチスキル事務職」であれば採用枠もあると言う事です。 経理業務も、人事業務も、PCはエクセル・ワード・パワーポイントが使えてブラインドタッチ、社長の秘書業務に至るまで熟すような人材です。 一般に女性の場合、結婚や出産といったイベントに伴い仕事に対する優先度も変化しがちです。 そんな時に、「一般事務職であれば、一生懸命に仕事に取り込まずに済むのでは?!」という安直な考えのもと、求人情報を調べてみてもなかなか見つからないのが実状です。 女性活躍社会と叫ばれていますが、実際に活躍しようとしたとき、思うような求人が見当たらないことが多いようです。

マルチスキルの時代・・・・【喜働のココロ No.92】

イメージ
今の時代、マルチスキル人材が求められています。 マルチスキル=多能工とも言われますが、1人の人材が複数の業務をこなすことを言います。 反対に1人の人材が単一の業務を行うことを単能工=シングルスキルと言い、その業務については専門家でありプロフェッショナルであるというメリットもあります。 人材不足の現在、冒頭にも書きましたがマルチスキルの人材が重宝がられています。 分かり易く「飲食店」を例えで言うと、 本来専門職である料理人が、 接客・注文を受け、 調理・配膳し、 会計を行い、 皿洗いもし、 アルバイト採用の打ち合わせも行い、 営業会議の資料を作り、 販促企画を考え、 新メニューを考え、 店内POPを作り、 地域企業への営業活動もし、 雑誌広告の打ち合わせも行い、 業者や銀行と打ち合わせをし、 経営計画も立てる、・・・・・・・・・と言う事です。 こうしてみると、料理店のオーナー社長のように見えます。 この例えは極端ですが、1人の人材が複数の仕事をこなすと言う事は、全体の効率が上がり、生産性が高まる傾向が強いです。 1人=1人分の仕事ではなく、1人=1.5人分の仕事が出来たら、生産性5割アップです。 今まで3人でしていた仕事が2人で出来ると言う事です。 これからの時代、自分の仕事領域を広げられたら、もっと楽しめるかもしれません。

”強制”労働省・・・・【喜働のココロ No.91】

イメージ
ウェブのニュースで衝撃的な言葉を見つけました。 「”強制”労働省」 厚生労働省を皮肉ったものでありますが、働き方改革を先導していかなくてはいけないこのお役所の実態はまさしくこの言葉の通りだそうです。 国会関連の業務が多く、朝方までかかる国会答弁書の作成が大変のようです。 何でも厚労委員会の開催が決まると、議員から質問をあらかじめ聞きとり、その答弁書を作成し印刷、上司の手直しを受け修正入力し再印刷。 このワークを5回ほど繰り返すようです。 8議員から合計120問の質問があると、桃源書や資料が1000ページ程度になるそうで、更に付箋をつけたりクリップ止めをする作業まであります。 ここにきて業務の見直しを図るようで、紙ベースからICTを活用してPCやタブレットで行うことを検討しているそうです。 民間企業から考えると、「今更・・・」と感じてしまうくらい遅れている感じがします。 分かっていても、忙殺されていたのでしょうね!

COSTCOの社員は時給制・・・・【喜働のココロ No.90】

イメージ
昨日のブログ記事でも書きましたが、COSTCOの正社員って時給制なんです。 時給1250円若しくは1300円スタートで、試用期間90日だそうです。 日本人の感覚では、時給と言ったらアルバイトやパートでの雇用という感じなんですが、さすが外資系企業と言ったところでしょうか? 更にすごいのは、「自動昇給制度」なるものがある事です。 1000時間の勤務ごとに時給14円~MAX82円上がる仕組みなんです。 更に更に、残業代が1分単位で支給されると言う事です。それも35%割増でです。 コストコのHP内の採用ページには、日本の会社にはない変わった制度がいろいろ出てきます。 例えば「JOB POSTING(社内公募制度)」です。 これは使用期間終了後であれば誰でも利用可能の制度で、国内すべての店舗または本社の空きポジションに応募できる制度のようです。 つまり立候補できるのです。 この制度によって、キャリアアップも場合によってはキャリアダウンも可能なんですね! 結婚や出産などライフステージによって職種や働き方が選べるようです。 コストコは外資系の会社ですので、働き方については特に見習う部分も多いように感じますが、反面厳しさもあるはずです。 でも従来の日本の会社の「優しさ=甘さ」が、これから進める働き方改革の一つ目のハードルなのかもしれませんね!

アルバイト・パートの時給・・・・【喜働のココロ No.89】

イメージ
超売り手市場と言われ、今まではなかなか職に就けなかったシニア、外国人、主婦もアルバイトやパートとして仕事をし易くなってきました。 でも、今まで職につけなかった理由があります。 動きが遅い、重いものが運べない、物覚えが悪い、言葉が解からない、文化が違う、子供の事で休みがち・・・などなどです。 一般的にアルバイトやパートは、時給で賃金が決まることが多いです。 また一方で、この度決まった「働き方改革関連法案」で「同一賃金同一労働」がこれから導入されてきます。 このような様々な条件が出てくると、アルバイト・パートの時給賃金も細かく規定していかないといけなくなりますね! 10円刻み、5円刻み、場合によっては1円刻みです。 企業にとって社員であっても、アルバイト・パートであっても、時給1000円の仕事の基準があるはずです。 1人の人が、1人前の仕事をして時給1000円とすれば、1.5人前の仕事をすれば時給1500円となるはずです。0.8人分の仕事しかできなければ800円です。 コストコという会社の社員は、店長であっても時給です。 大変興味深い給与制度です。きっと細かく規定されているのだと思います。 業務量だけでなく責任感など、目に見えないところまで評価して時給が決まるのだと思います。 純日本企業も、これからは正社員であっても時給でお給料が決まってくる時代になるかもしれません。

スポーツ選手の仕事・・・・【喜働のココロ No.88】

イメージ
バドミントン男子の桃田選手が世界選手権で優勝しました。 桃田選手はNTT東日本の社員ではありますが、職業としては会社員というよりもプロスポーツ選手に近いのではないでしょうか? 小学生の頃よりバドミントンの世界で頭角を現しており、中3の時には全国中学校バドミントン大会で優勝してます。 その後も高校生の時には世界ジュニア選手権で準決勝まで進出するなど、ひたすらバドミントンで人生を歩んできたのです。 高校卒業後2013年に実業団デビュー、NTT東日本に入社、バドミントン部に所属し、バドミントン男子のトップ選手として国内・国際大会で活躍していました。 こんな絶頂期のさなか、2016年4月に違法賭博店に出入りしていたことが判明し、謝罪記者会見を開くという事件になりました。 バトミントン協会からは無期限の競技出場停止の処分が下り、所属するNTT東日本でも出勤停止30日の処分を受けることになりました。 まさに絶頂期からの急降下、普通の人であれば立ち直れないかもしれない状況です。 この桃田選手、普通じゃなかったのです。 処分が解除されるまでの約1年間、シャトル拾いやチームメイトの練習相手などサポート役に徹し、裏方役をこなすことによりバドミントンをプレー出来る有難さや、楽しさ喜びを感じ、人としての原点を学び直したのでしょう。 2017年5月に処分解除され、今年は日本代表にも復帰しました。 元々の技術の高さや運動能力に加え、謹慎期間中に鍛えたメンタル面も加わり、世界ランクも282位から6位まで引き上げてきたのです。 どん底を経験した桃田選手だからこそ、今回の世界戦優勝を勝ち取れたのだと思います。 桃田選手、おめでとうございます。

同窓って良いですね・・・・【喜働のココロ No.87】

イメージ
昨晩は、私の母校の中央大学富山県支部総会に出席して参りました。 改めて親に感謝です。 勉強がたいして好きでもない私に、半ば強制的に塾や模擬試験など受けさせてくれました。授業料も学校までの交通費もかかっています。 それなりの金額を私にかけて頂き、その結果が昨晩の会場に居られると言う事です。 県外出身者の私をこころよく受け入れて頂ける富山の同窓の皆さまにもお礼申し上げます。 今や各大学は、少子高齢化の影響もあり、学生数の確保が困難な状況に陥っていると以前ニュースで聞きました。 恐らく我が母校も例外ではないでしょう。 昨日の大学総長のお話では、来期に学部を増設するとのことでした。 「国際経営学部」という学部で、授業は原則すべて外国語だそうです。 その他にも、ブランド力強化のための様々な施策を考えているようでした。 卒業生である私も、母校発展のため、何らかお手伝いできればと思います。 最近知ったのですが、エアーレースの室屋義秀さん、同窓生でした。 それも高校・大学と同窓なのです。 高校は中央大学杉並高校、ほとんどの生徒がそのまま中央大学へ進学します。 高校の先輩・後輩も活躍されている方、多いですね。 同窓生の活躍を聞くと嬉しいもので、ついつい応援してしまいます。 私も頑張って、母校のためにも、活躍したいと思います。

満足と不満足とは別物です。・・・・【喜働のココロ No.86】

イメージ
「ハーズバーグの動機付け・衛星理論」ってご存知ですか? 私はつい最近知りました。 「確かに!」と思える理論です。 アメリカの臨床心理学者であるフレデリック・ハーズバーグが提唱した理論なのですが、 人が仕事において感じる「満足」と「不満足」は、実はその要因が全く違うことによるというものです。 つまり、不満の要因をいくら取り除いても満足感が増幅するわけではなく、不満足感が減少するだけだと言う事です。 仕事における満足感を引き出すためには、不満足の要因を取り除くのではなく、「動機づけ要因」というものにアプローチする必要があるようです。 「動機づけ要因」のトップは「達成」です。 これについては「満足感を得られた要因」と「不満足を招いた要因」とを比較したときに、圧倒的に「満足感を得られた要因」としての割合が高く、「不満足を招いた要因」の割合は10%程度と軽微なものです。 仮に「達成」項目が満たされなくても、不満足を招く要素としては10%程度なので、大きな不満足を引き出す要因とはなりません。 逆に不満足を招いた要因(衛生要因)では、 「会社の方針と管理」という項目が断然トップとなっています。 しかしこの項目をいくら満たしても、不満足を解消するだけで、満足感を得るj事にはつながらないという考え方です。 不満足を解消することも大事ですが、満足感を得られることにも別途注力しないといけない訳です。

BPOの活用・・・・【喜働のココロ No.85】

イメージ
「BPO」って聞いたことありますか? 「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の頭文字から「BPO」となっています。 実はお恥ずかしながら、この言葉は今年になってから知りました。 「アウトソース」とか「アウトソーシング」という言葉は、かなり以前から知っていましたが、最近は「BPO」に変わってきているようです。 アウトソーシングとの違いについて確認しておきます。 「アウトソーシング」・・・・・ 組織内部で行っていた業務の一部を短期的に外部に委託すること。人材不足や一時的な業務量の急増といった限定された期間で活用される。 「BPO」・・・・・ 組織内部で行っていた、又はこれから行う業務プロセスの全部を、継続的に外部委託すること。 この「BPO」、人材不足や採用難などの時代背景により、組織運営の効率化や最適化に向けて、最近需要が高まってきているようです。 人事や総務、経理業務等の間接部門や、自社内でのノウハウがない業務など、一括して専門とするBPO業者に委託してしまうことで、社内業務を特定の分野に集中させることが出来たり、新たな人材を雇用することもなく、スピードアップが図れます。 多くの中小企業の社長は、大変忙しくされていると思います。 それは、「社長しかできない仕事」以外の仕事を抱えている傾向が強いからです。 会社の規模にもよりますが、社長の「片腕」に権限移譲したり、「BPO業者」を活用することにより、多少のコストを払ってでも、経営スピードをアップさせた方が良いと思いませんか? 社長ご自身が研修やセミナーに参加して新しいことを勉強するよりも、専門のBPO業者に委託してしまった方が、高いクオリティと時間短縮が図れます!

ニュートラルでいよう!・・・・【喜働のココロ No.84】

イメージ
先日、私が早朝から参加している勉強会で、「ニュートラルであるという事」というテーマで講和をされた方がいました。 私の世代でニュートラルというと、車のギヤシフトを想像してしまうのですが、本来の意味は「中間的、中立的」とのことです。 この講話を聞いて、「自分はどうであろうか?」と考えました。 基本的にはあまり主張せず、全体の意見をまとめていくタイプだと、自己分析していることもあり、非常に中立的で、まさしく「ニュートラル」だと思ってきました、・・・最近までは! そうなんです。最近自分に対して思うことは「頑固になってきている、頭が固くなってきた」と、ことある毎に思うのです。 自分の中に「ギャップ」を感じています。 「自分はまだまだ勉強が足りない、もっと謙虚になろう!」 これからも「ニュートラル」を意識して、今後の人生を歩んでいきます。