競技スキーにはまり・・・【喜働のココロ No.16】

私は東京の下町生まれの江戸っ子です。
でも、趣味はスキーでした。
当時としては贅沢な趣味と言えるでしょう!雪国でない東京もんがスキーをするためにわざわざ電車や車で雪国に行くのですから。

実家は化粧品の小売店という家族経営の自営業で、父親は社長でした。
父親がスキーをしていたため、小さいころから新潟県の湯沢に電車で連れて行ってもらいました。当時は当然新幹線などなく、もっぱら「L特急とき」。
父親のスキー靴は、革製で靴ひもで編み上げるタイプのすごい旧式でした。
ストックは竹製、なんとレトロな道具。

そんなんで学生時代はスキーにどっぷり。

当時スキーには、「競技スキー」と「基礎スキー」と2種類の分類があり(多分今でもそうだと思うのですが・・・)、私は「競技スキー」を指向してました。
スラローム(回転)、ジャイアントスラローム(大回転)、スーパージャイアントスラローム(スーパー大回転)、ダウンヒル(滑降)という4種目です。
競技スキーは、『旗で制限されたコースをいかに早く滑り降りるか!』という単純なものです。どんなに格好悪く滑っても、早くゴールすれば良いというタイムレースです。
いたって「明解」です。
でも「早いものは美しい!」で、重力と遠心力などを利用して滑ると「綺麗で早い」ものです。

「基礎スキー」を悪く言うつもりは毛頭ないのですが、「基礎スキー」は審査員が点数をつけて、その点数で競うものです。
「美しさ」を人間である審査員が採点し、それにタイム計測による「スピード」を加味した総合点で順位が決まります。
この人間による採点が、私は「明解」さに乏しいと感じるのです。
採点に甘辛(あまから)が生じていないか?、他の競技者と比較する「相対評価」になってはいないか?
選手はウェアーにまで気を配ります。足の動きが見えやすい色のパンツや、身体の線が綺麗に見えやすいデザインのセーターなどを着用します。
使用するスキー板やブーツにも気を使います。審査員がメーカー所属だったりするからのようです(30年前のことなので、定かではありませんが)。

現代社会でも、単純で明解な方が世間からも評価が高いんじゃないでしょうか?

評価され順位づけされる過程で、公明にされない基準(ブラックボックス)があると、公正に評価されたことにはならず、世間は”シラケ”てしまいます。

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