「あなただけ!」は通用しない・・・【喜働のココロ No.41】

小規模の事業所や会社で、「あなただけだからね!」という上司と部下との会話があります。
もう少し丁寧に言うと、「あなただけは特別扱いするから、他の誰にも言わないで!」です。

これって私の経験上、必ず漏れ聞こえてきます。

というのは、この守秘義務の前提である信頼関係が非常に希薄なのです。
「黙っていて」は、その人が常に優位的な立場でいることが前提で、その前提が崩れたとき、すなわち「優位で無くなった=裏切られた」状態になると、黙っていません。
裏切りには裏切りで対処することになります。

会社において多いのが、待遇や給与・賞与に関わる部分です。
社長が特定の人のみを優遇すると、いずれ組織崩壊のきっかけとなります。
「なんで、あの人だけ!」
「エコヒイキじゃないか!」
「媚びうる奴が得をするのか!」

これは親族であっても同様です。
社長の息子であっても、実力や人望が伴っていなければ同じ結果になります。

社員全員が周知のルールにのっとったやり方で、待遇・処遇を決めていかなければ、会社は一枚岩にはなりません。
「あなただけ!」は通用しません。

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