パートさんも認められたい!・・・【喜働のココロ No.42】

ある定食屋さんでの話しから。
このお店は60代のご主人と奥様、パートさん6人で切り盛りしています。
調理場にはご主人と奥様、勤続8年のパートさん2人の4人で対応しています。ホールには勤続5年と3年と2年と最近入った新人さんの4人です。


昨今の採用難から新人さんの時給は900円です。
2年目のパートさんの時給は880円でしたが、今回900円に昇給しました。
3年目のパートさんは900円のまま変わりませんでした。
5年目のパートさんも920円のまま変わりませんでした。
調理場のパートさん2人は調理師免許も持っていることもあり950円で変更ありませんでした。
2年目のパートさんは昇給しましたが、新人と同額に不満を持ちました。
3年目のパートさんも仕事の出来具合が違うのにもかかわらず新人と同額に不満でした。
他のパートさんにおいても、スッキリしない気持ちが残りました。
経営者であるご主人は、パートさんの不満を感じていましたが、経営を考えるとこれ以上人件費を挙げられないと判断しました。

このように雇用環境や最低賃金の変更などに伴い、新たに雇用するパートさんの時給が高くなり、それに伴い古くから働いているベテランパートさんの時給を改定せざるを得ない状況が見受けられます。
これはパートさんだけの問題ではなく、中途採用の社員にも同じことが発生しています。
政府の方針では、今後段階的に最低時給を1000円程度まで上げる予定です。

このままでは、企業の人件費率が益々上がるばかりで、収益性の悪化します。

この問題を解消するには、仕事に対する評価ルールを整備し、一人ひとり正当に評価し、誰もが納得性のある賃金制度にするのが最善だと考えます。
評価制度は、同時に1人当たりの労働生産性を上げ、リーダーを育成できます。

お気軽にご相談ください。

コメント

このブログの人気の投稿

【感動と興奮は違う!】

女性特有の労働問題がある(拡散希望)・・・・【喜働のココロ No.264】

中小企業における採用のチカラ・・・・【喜働のココロ No.296】