管理職の重要な役割は?・・・・【喜働のココロ No.62】

この歳になると、2度や3度部下を持つ立場をこなしてきました。
しかしながら、管理職として、いろいろ失敗もしました。

一番の失敗、それは「部下に仕事を任せられない」ことです。
私の性格上、「自分でした方が、質も良く早い。」と思ってしまうのです。

こんな事をしていては、部下は育ちません。

第1に、やらせること、挑戦させること。
第2に、失敗しても責めないこと、自分が責任を取ること。
第3に、出来たら評価してあげること。

これが出来るようになるまで、私は試行錯誤を繰り返しました。
自分に余裕がないと、なかなか出来ませんでした。


管理職に対するアンケートで、管理職の重要な役割のランクが以下の通りです。
1位 組織運営の方向性の提示
2位 適切な業務分担など、チームワークの実現
3位 新たな課題にチャレンジする組織風土の形成
4位 職場内のコミュニケーションの活性化
5位 長期的なキャリア形成を見据えた効果的な人材育成

「部下のキャリア形成・人財育成」に対する意識が、5位と結構低いです。

続いて、管理職が自身の役割として部下に対するマネジメント行動が出来ていないランクは以下の通りです。
1位 部下のキャリア形成や人材育成に対する支援
2位 新たな課題に積極的にチャレンジする思考の浸透
3位 コスト意識を重視した業務運営や改善・改革

こちらでは逆に「部下のキャリア形成・人財育成」が一番出来ていないと自覚しているという結果です。

つまり「部下のキャリア形成・人財育成」に対する管理職の意識としては、『それほど重要ではない』と考えつつも、『最も出来ていない』と感じているようです。
もしかしたら、「部下のキャリア形成・人財育成」は重要だという認識はありつつも、後回しになっているのかもしれません。

いずれにしても、子が親になるように、部下もいずれは管理職になるのです。
子を育てる親のように、管理職も部下に寄り添い、愛情もって育成してもらいたいです。
会社が繁栄するためには、人材戦略は外せません。

管理職のもっとも重要な役割は、部下の育成です。

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