就活における今昔・・・・【喜働のココロ No.118】

昨日の事、経団連の中西会長が「就活ルール」について、2021年春以降に廃止する意向を示されました。

長きにわたり時期こそ変更になったりはしましたが、当たり前に存在していたのが「就活ルール」でした。
私の中では、「学生は学業第一であるにもかかわらず、就職活動にかなりの時間を奪われることにより、勉学がおろそかになってしまうことを回避するため」、文科省と学校と企業団体との話し合いで決められたのだと記憶しています。


私が就職活動していた時期は昭和63年、バブル真っ只中です。
リクルート社から電話帳サイズの企業ガイド冊子が段ボール一箱、自宅に届いたことを覚えています。
更に自宅に企業から電話連絡がいきなり入り、人事担当者であろう人が直接会いたいとの申し入れがあったりと「青田刈り」が当たり前、各企業は採用旺盛な時期「超売り手市場」でした。
会社説明会や面接に行くと、どの会社でも交通費と称して数千円をもらえたものです。

今では考えられないでしょうが、入社内定をもらうと他社を受けられないよう2週間程度の「拘束旅行」というものもありました。
私は宮崎県の海沿いのホテルで、内定者70人くらいと毎日飲んで遊ばせてもらいました。正に「ザ・バブル」の時代です。

これから先、私が経験した就職活動はもうないでしょうが、今回の経団連会長の発言により、また「青田刈り」が当たり前となる可能性があります。
そのような時代を迎えるにあたって、学校や大学、専門学校では、学生たちにあらかじめ就職ガイダンスを早めにしておく必要が出てくるでしょう。
「働き方改革」に対応しているかどうかなど、企業の良しあしを見定めるための教育が必要です。

AIやコンピューター、機械による自動化などによって、売り手市場が買い手市場「就職氷河期」になる可能性も今後はあります。

でも「就職は選択肢の一つ」と言うことは忘れてはいけません。
世界に出ていく若者も多くなりました。新たな仕事も生まれてきました。

可能性は無限にあると言うことは、いつの世の中も不変だと思います。

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