最近の若手社員の話し・・・・【喜働のココロ No.130】

お手伝いしている会社でお聞きした話しです。

若手の社員さんが、チャレンジ精神がないとのことでした。
「大変な思いや、忙しい思いをしなくてはいけないのであれば、給料は今のままで良いので、そうなりたくない。」という社員さんでした。

この手の社員さん、最近多いとよく聞きます。
「ぶら下がり社員」とも言うようです。

指示されたことは真面目に取り組みますが、必要以上のことをしません。
給料も現状維持で良い代わりに、新たな事に挑戦することもしません。
自己成長や会社に対しての貢献意欲が欠けていると言えます。

このような社員さんが生まれてしまうのには原因があります。
その原因は「あきらめ」です。
自分に対して「出来るわけない」「出来てもたかが知れている」などネガティブな感情に支配されている傾向が強いです。
会社に対しても「頑張って仕事をしても給与は変わらない」「何か提案したところで潰されてしまう」といった過去の経験からあきらめてしまいます。
最後に社会環境に対してです。
不況や少子高齢化などによって、「将来年金がもらえるのか」「税金がどんどん高くなる」など、将来に希望を持つ事が出来ないわけです。

このような社員さんの対策として、一番は日々のコミュニケーションです。
感謝の言葉や存在感を高められるような声掛け、その社員さんの仕事の重要性など、寄り添う立場でのコミュニケーションです。
上司の方は、真剣に向き合い本音で話せるような関係性を築き、深い信頼関係を維持できるようにします。

分かり易く言うと、テニスの大阪なおみ選手のコーチ、サーシャ・バイン氏のような感じです。
上からではなく、同じ高さで、語りかけるような感じです。




そうすることによって心を開き、仕事に対して喜びを持つ事ができ、挑戦意欲が生まれるはずです。
ティーチングでも、バッシングでもなく、「コーチング」です。


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