企業内の「大学」・・・・【喜働のココロ No.122】

皆さんは企業内に「大学」がある企業がある事をご存知でしょうか?


「ユニクロ大学」「ハンバーガー大学」「王将大学」、この3つは私が知っているものです。(他にもあるかもしれませんが・・・・)

「ユニクロ大学」は、ユニクロで働く社員のために、仕事に必要な全ての研修を企画し、運営しています。
研修は年間通して開催されていて、社員自らが自分のキャリアアップのため、様々な研修が受けられるということです。
・新入社員研修 ・新人店長研修 ・サービス研修 ・SV(スーパーバイザー)研修、・・他

「ハンバーガー大学」は、日本マクドナルドが運営しています。
マクドナルドで働く全ての人が対象で、人材育成と、その育成システムの開発に取り組んでいる専門教育機関です。ハンバーガーの作り方ではなく、人材の育成の専門機関です。
新入社員は始めに店舗でOJTを受け、その後この大学でトレーニングを受けます。
このような店舗におけるOJTと「ハンバーガー大学」でのトレーニングを繰り返すことでスキルを身に着けていく環境となっています。

「王将大学」は、餃子の王将が2017年7月に組織変更した際に新設されました。
餃子の王将は、2013年12月、前社長の大東社長の殺人事件をさかいに業績が悪化していました。その後、食材国産化、価格改定、ニンニクレス餃子などのメニュー変更など様々な改善をしてきました。
そして、2017年7月の組織変更に伴い「餃子大学」と「王将調理道場」を開設し、業績回復に拍車をかけたようです。
「餃子大学」は店長・副店長を対象に、店舗管理や人材管理を中心に、管理者としてのノウハウを共有する場となっています。
「王将調理道場」は、調理レベルの向上を目的として、店長を中心に参加しています。

いずれにしても、それぞれ大企業で、多くの従業員を抱えている会社です。
それだけに教育システムにかける投資はかなりのもので、従業員教育が会社運営の根底に据え付けられていることが良く分かります。

一人ひとりの人材が、会社の方針を理解し、行動に表わす事が出来るのも、人材育成の賜物だとつくづく思います。

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