会社の空洞化現象・・・・【喜働のココロ No.128】

「会社の空洞化現象」、この言葉の意味は・・・

社長が気付かない間に、
①社員が、その会社で働く意味を感じていない
②ただ給料をもらうために会社で時間を費やしている
③会社に対して愛着感も貢献意欲もない

このような状態の会社をあらわしています。
つまり、社員の意識に「会社を良くしよう、売上を上げよう」という献身的意識がない、中身のない形だけの組織体のことです。
このような状態が続いた結果、
A.社員は、良い条件の会社に転職を考えはじめる
B.同じように退職や転職を考える社員が増える
C.会社の業績がみるみる悪化する
D.業績悪化に伴い、社長がイライラが募る
E.社長が社員に対して叱咤する
F.複数の社員が一気に退職する

となるのです。
これは決して大げさな話でなく、中小企業で実際に起こっている現象なんです。

問題は、「社長が気付かない間に」です。
社長の片腕となるナンバー2やナンバー3の人材がいれば良いのですが、えてして空洞化を起こしている会社には、社長の片腕は育っていません。

社長が新規事業や既存事業と異なることに夢中になって、足元の既存事業や社員に目を配らないでいると、社員との間に大きな溝が出来てしまいます。

それは「社員の頑張り」に、社長が気付けず、感謝も出来なくなってしまうからです。
社員にしてみれば「社長は何を考えているのか分からない」という状態です。

社長は、「視野を広く」「器を大きく」しないと、いつの間にか空洞化を起こします。

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