学生アルバイトや主婦パートの収入調整・・・・【喜働のココロ No.138】

この時期になってくると、学生のアルバイトや、主婦のパートさんから、会社の責任者や店長に良く話されるお願い事があります。


「家族の扶養に入っているので、年末にかけてあまり仕事に出れません。」というものです。

親や旦那さんの扶養に入っているために、103万円や130万円などの壁があるわけです。
この金額を超える収入があると、配偶者控除や扶養控除が受けられなくなり、親や旦那さんの税金や社会保険料が上がってしまうという構造なのです。

ただここで問題が発生します。

通常でも人手不足の時代です。
アルバイトやパートさんの申し出は良く理解できますが、会社やお店を切り盛りしている責任者からすると、今以上に人手が足りなくなってしまう訳です。
年が明ければ、アルバイトやパートさんの収入金額はリセットされるのですが、年末の超多忙の時を考えると、頭の痛い話です。

行政もこの問題は理解しているはずなので、時限的にこの問題をクリアするための措置を取っても良さそうな気がします。
「働き方改革」を推進し長時間労働に制約をかけていく以上、労働者が絶対的に不足している現状を踏まえ、短時間労働者であるアルバイトやパートさんに1時間づつでも労働時間を負担してもらえれば、全体のバランスがとり易くなるに違いありません。

このような事情で、「働けるのに働かない」「働きたいのに働けない」という人達がいる一方で、人材不足で休みもとれず、長時間労働を強いられている人もいるのです。

何かチグハグですね!

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