企業風土をかえる・・・・【喜働のココロ No.155】

今日は富山県内でも指折りの大企業グループにお伺いして参りました。
グループ全体で、従業員は数千人です。
さぞやキッチリとした人事制度があるのだろうと、いろいろと教えて頂くつもりで総務の方との面談でした。

いろいろとお話を聞いて、ある意味、目から鱗でした。
規模が大きいと、いろいろ課題があっても、いざやるとなると相当のエネルギーと時間がかかると言うこと。
小回りが利かず、時代の流れに乗れないという実態が分かりました。
激しい流れの川の中でも、ゆっくり進む巨大な船のようなイメージです。

お会いしたご担当者いわく、
「新たな制度を導入すると言うことは、企業風土を変えること。」
正にその通りです。

私が良くお会いして商談するのは、中小企業の経営者の方です。
中小企業の場合、経営者の方の決断と覚悟が、全ての始まりとなります。
誤解を恐れずに言えば、「社長が右と言えば右、社長が白と言えば黒いものでも白。」です。
従って中小企業の場合、企業風土は社長が創り上げているといっても過言ではなく、新しい人事制度を導入する場合でも、社長の決断で決まります。

しかしこのように巨大な企業グループの場合、企業としての歴史も長くあり、これまで培われてきた企業風土があったからこそ、今の企業グループが存在しているわけです。
良くも悪くもこの企業風土は、勤続年数の長い従業員ほど染み込んでいるわけです。

大企業と言えども「働き方改革」をどのようにして捉え、自社に何をどのように導入するか?
様々な課題に対して、大きく舵を取らなくてはいけない時期に差し掛かっていることが良く分かりました。


このような企業グループの人事制度を新たに導入すること、それは企業風土の刷新に他なりません。
もし導入するとなると数年から10年以上かかると思いますが、もしお手伝いすることとなれば、精一杯させて頂きたいと思います。

その企業グループで働く人がいきいきと喜んで働き、企業が更に発展する事が出来れば、この富山や北陸、日本に対しての貢献になり、恩返しが出来ます。

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