求人情報誌の営業担当者の苦悩・・・・【喜働のココロ No.158】

富山県の有効求人倍率、2倍を超えています。
このような環境下においても、コンビニやスーパーマーケットの出入り口付近には各社のの求人情報誌が置いてあります。

今日は求人情報誌の営業担当者に聞いたお話しです。

各事業者の社員やアルバイト、パートの採用意欲は当然高く、さぞや営業数字を取るのにあまり苦労をすることはないのでは?と思っていました。
確かに求人情報誌に広告掲載したいという事業者は多く存在しているようです。
従って営業上の数字はそれほど苦労することなく獲得できるようですが、この営業担当者は素晴らしく正統派の人間であったため、別のことで悩んでおりました。

「自分たちの仕事は、営業数字を獲得することが本質でなく、掲載依頼してくれた事業者の事業が、人が充足することで安定・発展していくことが大事だ。
でも上手く採用できない事業者の担当者にいろいろ改善案を提案しても、全く聞く耳を持たない。待遇面や人事制度を改善しないのであれば、正直なところ掲載依頼を断りたいくらいだ。」

非常に優秀な営業担当者です。

事業者にとっては、上手く採用が出来て、定着して、事業が回らなくては求人誌に掲載した意味がありません。

しかしながら、いつみても求人情報を掲載している事業所もあります。
事業がどんどん成長拡大して、それに伴って追加採用しているのであれば良いのですが、そうではなくて何回掲載しても、一人も採用できていない事業所があると言うことです。
また採用できてもすぐに退職したり、既に退職予備軍の存在が分かっていて多めに採用するというケースもあるようです。
求人広告の掲載費用は、安くても5万円、1ページ掲載となれば20万円以上は掛かります。
毎週掲載していても採用できないと言うことは、広告費の垂れ流し状態と言うことです。

前出の営業担当者は、更に付け加えました。

「給料や時給が高い事業者だからと言っても、採用できてはいないのも事実です。
賃金が安くても、求職者のニーズを汲み取って適切な求人情報を掲載していれば採用できている事業者もあります。」

「自分たちの仕事は、バケツに水を入れる係だけれど、バケツの穴を塞いでもらわないと、いつまでも仕事が完結できないです。」

超・売り手市場の現代において、求人情報誌に求人広告を掲載すれば、直ぐに採用できることはあり得ません。

求人内容の記載を工夫したり、人事制度の改善に着手して、人が定着しなくては事業の安定・発展はあり得ない時代となりました。

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