営業職は潰しが効く?・・・・【喜働のココロ No.167】

私の社会人1年目は、営業という世界でした。
ゴルフ場の予約を取るという営業で、何か物を売る営業ではなかったのですが、担当するゴルフ場は全て会員制コースなので少しやり難い面があったのです。

ゴルフをされない方には分かりにくいと思いますので、少し解説します。

ゴルフ場には会員制(メンバーシップ)とパブリック制との2種類があります。
会員制のゴルフ場は、本来は会員にならないとそのゴルフ場でのプレー予約が出来ないのです。土日祝日は会員同伴でのプレーが原則で、平日でも会員紹介でなければプレーが出来ないという、少し格式高いゴルフ場という前提です。(※今は大分変わっていますが・・・)
一般的にゴルフ場の会員になるためには、会員権というものを買います。
そのゴルフ場の格式的なものにもよりますが、会員権は数十万から数千万で売買されていました。平成初期のころは1億を超えるゴルフ場もありました。そんな時代だったのです。

パブリックのゴルフ場は、誰でもプレーできるゴルフ場のことです。

それで、私が予約獲得のために営業するのは会員制のゴルフ場なのです。
もちろん会員の方から予約を頂くのであれば問題ないのですが、当然お金持ちの会員は、土日祝日のプレーが基本なのです。
更に付け加えると、春と秋の気候の良いシーズンの土日祝日は、会員の予約であってもキャンセル待ちになるのが常でした。

上記の状況から察して頂きたいのですが、私の一番の仕事は、夏と冬のシーズンオフの平日プレーの予約獲得なのです。
バブル真っ盛りで、平日のプレー料金でも2万円、土日ともなれば3~4万円という時代でして、シーズンオフと言えども値引きなしで予約受付です。

都内の信金信組や銀行、ゴルフ練習場、平日休みの業種など、地図に印をつけてのローラー作戦などもやりました。DMを出したり、1日200件のテレコールもしました。
当時はある程度のマーケティングは考慮しつつも、気合と根性で訪問件数を稼ぐスタイルです。新規訪問件数や名刺交換枚数、遅くまでの残業などが評価される時代でした。

軒先で塩を撒かれることもあり、辛い経験もしましたが、
「営業は後々潰しが効く」というテレビで流れた言葉に、なぜか納得していました。

今となっては時代遅れの営業スタイルでしょうが、ある方のお勧めの本で、少し勉強し直そうと思います。

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