使命感と残業・・・・【喜働のココロ No.169】

現在、公立学校の教員の9割が「残業代がほしい」という気持ちがあるそうです。

私も知らなかったことですが、公立の義務教育の学校に勤められている先生には、残業代が払われないことが、法律で決まっているという事実があります。(Yahooニュースより)

これは1971年に制定された「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」という法律があり、いくら残業していてもそれは自発的に居残っているという扱いになるようです。
残業代が支払われない代わりに、月額4%の上乗せ支給という部分も存在するようです。

ただここで少し疑問があります。
あくまで個人的な疑問ですので、ご容赦ください。
学校の先生になるにあたっての動機は何だったのでしょうか?

古い考えかも知れませんが、学校の先生は「聖職」的な職業だと思っています。
将来の日本を背負って立つ子供たちを教育するという、社会的使命感を持っていらっしゃる方々であろうと考えます。


これは医療従事者の方、警察官、自衛官、消防士など、比較的公職のお仕事をされている方にも当てはまるのではないでしょうか?
県庁や市役所の方も、私たち市民生活の安定や安全のために働いていただいています。
災害時に24時間体制で仕事をして頂いているのですから、同様です。

「人命」「治安」「教育」
言い方を変えると「お金」に替え難いものに携わっている方々です。
「お金」に替え難い仕事に対して、残業代という「お金」で解決すべきなのでしょうか?
医療従事者の方を除けば、他の方々は公務員です。

だから残業代が支払われなくて良いと言う訳ではありませんが、
それぞれの職業における倫理観をもっと重視すべきではないでしょうか?

ここに登場すべきではないのかもしれませんが、お寺の僧侶が労働時間や残業代のことを言い始めたら「修業」という言葉が無くなります。

公務員の方は、民間会社のサラリーマンとは少し違うと思うのは、私だけではないように思います。

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