リーダーに左右される「心理的安全性」・・・・【喜働のココロ No.160】

本日は、私が参考にさせて頂いている「ダイアモンドonline」より、気になるキーワードについてお伝えしたいと思います。

キーワードは「心理的安全性」です。


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「心理的安全性」とは、英語のサイコロジカル・セーフティ(psychological safety)を和訳した心理学用語で、チームのメンバー一人ひとりがそのチームに対して、気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せる、と感じられるような場の状態や雰囲気をいう言葉です。米グーグルが2012年から取り組んできた労働改革プロジェクトの結果が16年に公表され、この「心理的安全性」をチーム内に担保できるか否かが生産性向上のカギと報告されたことから、にわかに注目を集めています。(日本の人事部より)
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この「心理的安全性」が、所属する組織で担保されているか否かによって、その組織の生産性が大きく左右されるというのです。

部下の言うことに耳を貸さず、「俺の言ったとおりにやれ!」「言い訳するな!」というような言動をするリーダーの組織は、生産性が低いと言うことです。
このようなリーダーの下で仕事をしている人は、「やらされている」「仕事してやってやる」「仕方なくやっている」という気持ちでしか、仕事に取り組む事しか出来ません。

私が以前参加した読書会でのこと。
ファシリテーターの方が、最初に一つだけルールを参加者に伝えました。
「他の人の発言に対して、批判しない」です。

この「批判」という言葉には、攻撃的な側面があります。
批判をすると、その人を攻撃していることになり、「心理的安全性」が崩れます。

「この組織の中では、自分の意見は批判されない、笑われない、怒られない。」という安心感があれば、人は積極的に発言し、能動的に行動できるようになります。
ここに「生産性が高い」理由の本質があるのではないでしょうか?

この「心理的安全性」の有無は、その組織のリーダによって大きく左右されます。
先の例でも分かるように、高圧的なリーダーでは到底無理です。
読書会のファシリテーターのように、「批判をしない」ことを伝え、自らも聴く耳を持ち、雰囲気を創り上げていく必要があります。

社長であろうとも、部長であろうとも、プレイングマネージャーであろうとも、常にこの「心理的安全性」を意識して組織運営に取り組んでいかなくては、組織の生産性は一向に上がることはないでしょう。

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