徒弟制度が残る「職人」業種・・・・【喜働のココロ No.113】

ダイヤモンド誌のWEB版である「ダイヤモンド オンライン」で目にした記事より。

料理人、大工、庭師、・・・などなど、多くの業種には昔ながらの徒弟制度が未だに残っているようです。
これは、前記の職人と言われる業種のほかでも、サラリーマンの世界においても、かなり近い状況が見て取れます。


職人の世界では、労働と修業の境目があいまいな環境であることが問題でしょう!
昔ながらの職人(=親方)は、若い時分に修業に入り、一人前になる為、朝から晩まで修行することが当たり前だったのです。
その上で、親心から従業員(=弟子)に対して、自分が育てられた環境と同じことを繰り返し(=再現)して、一人前に育て、先々は店を持たせてやろうとしているのです。

またサラリーマンの世界においても、上記の職人気質である上司や管理職が多いという。
「先輩社員や上司よりも早く会社に来て、朝のコーヒーの準備をして、掃除をするくらい当たり前だ!」
「新人のうちは、プライベートよりも仕事優先だろう!」
というような発言は、良く耳にしたのではないでしょうか?
ある意味、サラリーマンも一種の職人と言えるのでしょう。

実際のところ、現在管理職をされている方々は、私も含め、その上の先輩方々に扱かれ、叩かれ、時に褒められ、慰められして育てられてきているのです。
ついつい「今どきの若いもんは・・・・」と言ってしまいがちではありませんか?

「一人前になるためには、ある程度、ブラック的な環境で”修業”をするのは当たり前。」
「一人前になるには、犠牲と覚悟がないといけない。」
こんな考え方が、日本社会において、まだまだ根深く残っているのです。


しかしながら、現代社会ではそろそろ転換期であって、『卒業』しなくてはいけません。
職人的考え方は、労働人口が極端に減っている現代では通用しません。
実際に職人と呼ばれる業種、どれを見ても職人を目指す人は減少の一途です。
場合によっては、”職人技”と言われる技術の伝承も途絶えるような状況です。

親方世代の当時は、成り手が多く、辛い修行を耐え残った数人が一人前となれたのだろうが、現代では同じやり方では、誰も残らないのです。

労働人口が減少し社会環境も大きく変化している現代、今までの古い「修業理論」を見直して今風の人材育成に切り替えなくては、その業種は先細りするのが目に見えています。

修業に見られる「やる気がない!」「弱音を吐くな!」などの”根性論”は、もう通用しません。
かと言って、甘やかすわけでもありません。

親方の作業内容を、科学的に理論的にきっちりと分析し、どうすれば親方の仕事を再現できるのか?を導き出さなくてはいけません。

その上で、再現できるよう作業を繰り返してみるのです。
”根性論”ではない、具体的な作業手順と材料と道具の使い方を伝えていくのです。

AIや機械では出来ない親方の技術、しっかりと受け継いで行きたいですね!

(参照)ダイヤモンドオンライン https://diamond.jp/articles/-/178542

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