生え抜きの社員は重要・・・・【喜働のココロ No.101】

「生え抜き社員」という言葉、今の若い人には分からないかもしれません。
学校を卒業して入社した会社に、ずっと勤めている社員の事です。

現代社会、キャリアアップを目指して転職や独立という選択肢を選ぶ人が増えていますが、昭和の時代は「勤続○○年」という生え抜き社員が普通でした。

真面目に勤めあげていれば、それなりに昇給し、「万年課長」と言われていても「クビ」になることもなく、定年で退職金もあたるのです。
昭和の時代は、そんな平和な高度成長期だったのでしょう。

それでも定年まで勤めるとなると、大卒であれば60歳定年で37~8年間の勤続ですし、高卒なら40年以上の勤続となります。
人生の半分近くをその会社に注いでいると言う事です。
本当に素晴らしい事です。


現代社会においても、この「生え抜き社員」の存在は重要だと考えています。
それは、会社に在籍してきている時間に比例して、その企業文化や風土などのDNAが染み込んでいるからです。

私どもに仕事のご依頼をいただく企業様の悩みの一つに「高い離職率」というのがあります。
つまり、生え抜き社員が少ないということです。

このような会社は古い社員が辞め、新たな社員が入ってくるわけですが、これを繰り返していると会社の成長が全く見込めません。
つまり中堅社員や幹部社員が不在な状態で、常に社長が細かい事をせざるを得ませんから、社長はじっくり経営計画を立てることもできないのです。

長年働いてくれる社員は、本当に重要なんです。

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